医療クラーク室
当院では、2008年10月に医師の事務作業による負担の軽減を目的に医療クラーク室が設置され、8名の医師事務作業補助者を配置しました。2010年10月より17名に増員し全診療科を補助出来る体制となり、2018年6月にはパート採用を開始し、2023年5月現在、職員18名・会計年度任用職員20名の計38名で、医師の指示や指導に基づいて日々の業務に励んでいます。業務内容は診断書や証明書、介護保険に関する主治医意見書などの文書作成補助、診療に関するデータ整理、院内がん登録の統計・調査に関する事務作業などです。また、退院時サマリーや情報提供書の作成、各種管理料の代行入力やリハビリ代行入力等、更なる業務拡大に努めています。
当クラーク室は、職員(内科系、外科系、診療系外)、会計年度任用職員の6チームで編成され(図1)、各科担当制で担当者不在時はチームでフォローを行っています。また、全員がPHSを携帯し、医師や担当診療科スタッフと常に連絡が可能な状態で業務を行っています。そして、毎月行っている定例会議では、業務報告・連絡・問題事項等を話し合い、クラークの情報共有の場となっています。
(図1) 組織体制
基本方針
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新人研修
業務実績
活動内容
発表実績
院内<2010年度>
<2009年度>
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院外<2012年度>
<2009年度>
学会・研修等への参加1.院内
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2.院外
<2023年度>
・日本医師事務作業補助者協会 第12回全国学術集会(ライブ配信)
<2022年度>
・NCDセミナー2022(ライブ配信)
・日本医師事務作業補助者協会 第11回全国学術集会(ライブ配信)
<2021年度>
・日本医師事務作業補助研究会 第10回全国大会(ライブ配信)
<2020年度>
・医師・看護師事務作業補助者向け研修会 第22回静岡県の医療クラークを育てる会(Webセミナー)
・NPO法人日本医師事務作業補助研究会 タスク・シフティング推進研修会(Webセミナー)
・NPO法人日本医師事務作業補助研究会 第2回大阪実務者セミナー(Webセミナー)
<2019年度>
・NPO法人日本医師事務作業補助研究会 第9・10回愛知岐阜地方会
・NPO法人日本医師事務作業補助研究会 第3回三重地方会
・日本医師事務作業補助研究会 第9回全国大会
3.院外(がん登録)
・院内がん登録実務初級者研修会(1回/年)
・院内がん登録実務中級者研修会(1回/年)
・岐阜県がん登録実務者研修会・岐阜県がん情報専門部会(2~3回/年)
・岐阜県がん情報専門部会がん登録担当者会(2~3回/年)
その他、研修会等参加しています。
病院視察
- 2017年2月28日 岐阜県総合医療センター
- 2017年10月31日 豊橋市民病院
医師事務作業補助者 情報交換会
第1回(2009年5月11日)
2008年度の診療報酬改定において、「医師事務作業補助体制加算」が新設されて1年が経ち、各施設の医師事務作業補助者の業務の確立と知識向上を目的に開催しました。4施設14名の参加があり、施設概要・業務内容などの情報共有を中心に会を進めていきました。
第2回(2010年11月13日)
『情報の共有と更なる向上』をテーマに12施設48名の参加で行われ、事前に各施設にアンケート調査を行い、その結果を基に業務の現況・問題事項を中心に話し合いを深めていきました。第1回開催時と比べ参加施設が増え、施設ごとに補助体制加算や文書作成システムの導入の方法に違いはありましたが、実務者・管理者の間で、業務の拡大など多方面からの意見交換が出来ました。
第3回(2011年11月12日)
『病院の活性化のために私達が出来ること』をテーマに開催しました。21施設81名と多数の参加があり、各テーマに沿った少人数制のグループワークを行いました。現況・問題点など活発な意見交換をする中で、今後の業務に活用できるアイデア・課題を見出すことが出来、有意義な会となりました。
※当院での開催は第3回をもちまして終了としております。
問合せ先:大垣市民病院 医療クラーク室
〒503-8502 大垣市南頬町4丁目86番地
TEL 0584-81-3341(内線3028)
E-mail:clark@omh.ogaki.gifu.jp