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肥満手術(腹腔鏡下スリーブ状胃切除術)が20例に到達しました

2019年11月26日 トピックス

 肥満手術(腹腔鏡下スリーブ状胃切除術)の手術件数が20例に達しました。本手術は厳しい条件を満たした施設だけが施行でき、岐阜県下では当院のみで施行可能です。手術を受けられた患者様に術後の重篤な合併症はなく、手術時の平均体重は107.5kgで、術後半年を経過した時点の減量効果は平均26.2kgと非常に良好です。糖尿病を有する患者様10人では全員で内服薬の減量など糖尿病の改善効果を認めています。他にも脂質異常症、高血圧の改善も認めています。現在では1ヶ月に2例のペースで減量手術を施行しています。

 本手術は病的肥満(Body Mass Index(BMI)35kg/m2以上)で、糖尿病、高血圧、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群のいずれかの疾患を有する患者様が適応となります。肥満症治療の最終目標は、継続した減量以外に、糖尿病などの合併症の改善や死亡率の低下です。本手術は、内科的治療よりも有意に生命予後を改善することが報告されている画期的な治療法です。