所謂スーパーローテーション研修を特色とし、2年間を通じて必修科目(内科、外科、小児科、産婦人科、精神科、救急、地域医療、外来研修(並行研修))及び当プログラムにおける必修科目(脳神経外科、胸部外科、形成外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、頭頚部・耳鼻いんこう科、麻酔科、通院治療センター)及び選択科目(18~24週)を研修する。各診療科の検討会、研究会や医学会にも参加するほか、臨床病理検討会(CPC)には症例を提示・発表を行う。また、1年次の入職時から約2カ月間、春期特別講座として各診療科の救急におけるプライマリ・ケアの実習及び講義、CT読影実習、US検査実習等を行う。2年間で60回以上の救命救急センター夜勤等の研修を実施し、そこで経験した特徴的な症例を毎月開催される救急症例検討会で発表し、指導医の下で知識・対応方法の共有化を図る。-1- 臨床研修の目的は、医師としての基本姿勢、倫理、使命感の養成及び、専門医に至る道のりとしてのプライマリ・ケアを中心とした基礎知識と基礎技術の修得、さらに患者・家族から信頼される医師を目指すことにある。また、医師がより良い医療行為を行うために必要な協力体制がいかに構築されているかを知り、看護師、検査技師、薬剤師などと協調性をもって仕事ができるようになることも重要である。到達目標は各科臨床研修カリキュラムに記す。1.初期臨床研修のプログラムの作成、変更、運用は研修管理委員会が行う。研修管理委員会のメンバーは委員長、副委員長、及び委員(病院長、協力型臨床研修病院の研修実施責任者、研修協力施設の研修実施責任者、院外の有識者、院内診療科所属長(内科系、外科系、小児科系、精神科系、麻酔科系、産婦人科系、歯科口腔外科、その他の診療科)、事務部門の責任者、看護部門、薬剤部門、画像部門、検査部門の責任者、その他院長が必要と認めるものによって構成される。研修管理委員会には研修医も委員として参加する。2.委員会は年3回以上開催し、プログラムの作成方針、作成、変更、運用に関する事項、研修医の全般的な管理、研修医の研修状況の評価、研修指導部会・臨床研修センターに関する事項、臨床研修病院としてのあり方等について審議する。3.各診療科における研修は指導医が指導にあたる。4.委員会において審議した結果は病院長に報告し、決裁を得て関係者全体に周知させる。5.委員長は、必要があると認めるときは委員以外の関係者を会議に出席させて、説明又は意見を聞くことができる。Ⅱ.特徴Ⅲ.プログラム運営のための組織と責任者1 初期臨床研修プログラム(医科一般・産婦人科・小児科)Ⅰ.目的
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