④検査1)基本的手技 心電図、レントゲンはその所見を間違いなく読影でき、心エコーも自分でとり、かつ読影できる。トレッドミル、CPX(心肺負荷テスト)、負荷心筋シンチはその意味や危険性を充分理解したうえで指導医の監視のもと施行し、結果を解釈できる。2)特殊検査 心カテ、EPSの介助法、手段をよく理解し、その所見を読影できる。また、その合併症と⑤治療 非薬物療法(運動療法、WAON療法、ASV療法など)、薬物療法、アブレーションを含んだカテーテル治療、PMなどの各種デバイス治療、外科的治療など各治療法の特徴と限界を十分理解し循環器疾患に対する適切な治療方針を立てることができる。その結果として一般療法や投薬および注射薬の処方が適切にできる。緊急時の対応も迅速にでき、CCU・救命センター入室患者の管理ができる。 以下の特殊治療については介助につくことができる。 1)PCI、PPI、CAS、EVAR、TVAR 各治療法の適応およびその手技を理解する。 2)カテーテルアブレーション カテーテルアブレーションの適応となる不整脈の種類とそのメカニズムを理解する。 3)ペースメーカー、CRTD、CRTP、ICD 各デバイスの特徴と適応を理解し、植え込み手技を理解する。-37-Ⅴ(追加).経験すべき疾患①弁膜疾患:僧帽弁狭窄症・閉鎖不全症、大動脈狭窄症・閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症など②心膜疾患・心筋疾患:急性心膜炎、収縮性心膜炎、心タンポナーデ、心筋炎、肥大型心筋症、所見、退院時サマリーなどを、的確かつ丁寧に診療録に記載できる。対策に習熟する。拡張型心筋症、感染性心内膜炎③先天性心疾患:心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、ファロー四徴症、アイゼンメンジャー症候群など④大動脈疾患:大動脈瘤、解離性大動脈瘤、大動脈炎症候群など⑤末梢血管疾患:動脈硬化症、閉塞性動脈硬化症、レイノー症候群など⑥肺性心疾患:肺血栓塞栓症、肺高血圧症、肺性心など⑦全身疾患に伴う心血管異常:甲状腺疾患、腎疾患、血液疾患、糖尿病、膠原病など⑧心臓腫瘍:粘液腫など⑨心臓神経症、神経循環無力症(追加)
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