<プライマリ・ケアとして>-120- 外来化学療法部門である通院治療センターにおける外来化学療法マネージメント法を指導医のもと診療参加して学ぶ。①がん患者ごとに異なる診断経緯や領域横断的な各種がん患者に行われる外来化学療法の方針立案プロセスを理解する。②外来化学療法の開始に当たって、適切に病状評価する方法を理解する。③外来化学療法の開始に当たって、開始前に問題点を抽出し、解決するプロセスを理解する。④患者・家族の心理的・社会的背景を把握・理解したうえで、診断過程・治療方針説明・治療経過説明など、適切に担当医師として説明を行い、良好な信頼関係が保てることの重要性を理解する。⑤チーム医療としての外来化学療法のシステムを理解し、医師の役割を理解する。⑥US、CT、PET/CT…など画像診断を読影し解釈できる。⑦各がん領域における標準化学療法や標準的化学療法を理解する。⑧抗がん剤治療の副作用評価が適切に行える。⑨化学療法の実施に必要な支持療法を理解する。⑩腫瘍崩壊症候群、DIC、oncological…emergency…などのがんの緊急症候に対して、上級医の指導のもとで、適切に診断・治療が行える。⑪的確に患者情報を収集し、各専門診療科と適切に連携をとり、必要なマネージメントの決定過程を上級医の指導の下、行える。⑫必要な多職種チーム(NST、緩和ケア、ICTなど)と適切に連携をとり、最適な方法を決定できる。①依頼診療科からの「化学療法共有シート」その他からの診療情報に基づいて作成される「化学療法開始時サマリー」で立案される化学療法の内容を理解する。②指導医・上級医のもとで、第担当医(共観医)として、予定された当日の外来化学療法の開始可否の一次判断、必要な追加検査等を実施できる。③キャンサーボードなど症例検討会で、担当患者のプレゼンテーションを行い、短期および中・長期方針を立案、検討会の結果に従って遂行する。④臨床腫瘍学セミナーに参加し、臨床腫瘍学の基本的な知識を修得する。Ⅰ.一般目標(GIO)Ⅱ.行動目標(SBOs)Ⅲ.方略 通院治療センター研修カリキュラム
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