全て観察記録-102- 病理診断と病理解剖の基礎知識及び技術を習得し、指導医の下で一通りの臨床病理業務が遂行できるようにする。その後の長い診療、研究生活のために必要な資質を身につける。①剖検に関する法令を理解しており、指導医の下で剖検介助ができる。②剖検において基本的な肉眼所見を理解し、その記載と写真記録ができる。③剖検標本作製の指示(切り出し)ができる。④剖検標本の基本的な組織診断ができる。⑤院内CPCレポート作成と発表ができる。⑥病理診断に必要な臨床記録を整理し把握できる。⑦各臓器の解剖と組織の特徴を理解している。⑧取扱い規約に従って基本的な手術標本作成の指示(切り出し)ができる。⑨ヘマトキシリン・エオジン染色の性質とその応用について理解している。⑩組織像で腫瘍と非腫瘍の違いについて論ずることができる。⑪消化管の上皮性腫瘍などの基本的な手術標本の病理組織診断ができる。⑫幅広い上皮性腫瘍について、手術標本の病理組織診断ができる。⑬基本的な非上皮性腫瘍について、手術標本の病理組織診断ができる。⑭消化管などの基本的な生検について所見を述べることができる。⑮非腫瘍性疾患の標本について、病変の主体がどこにあるのか論ずることができる。⑯術中迅速診断を経験しており、その特徴と限界について知っている。⑰細胞診標本の診断について経験しており、基本的な概念を理解している。⑱よく利用される特殊染色と免疫染色の種類と適応がわかる。①…実際の病理標本を観察し、病理報告書の書式に沿って所見を記載する。その後、上級医の指導を受け、所見の添削を受ける。①各種疾患の病理組織学的診断法Ⅰ.一般目標(GIO)Ⅱ.行動目標(SBOs)Ⅲ.方略Ⅳ.経験すべき疾患Ⅴ.評価法 病理診断科研修カリキュラム
元のページ ../index.html#107