R3年度初期臨床研修プログラム
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-92- 麻酔科研修カリキュラム Ⅰ.一般目標(GIO) 術前・術中・術後の周術期管理やICU管理を経験することにより、重症患者のプライマリ・ケアに必要な生命の維持を中心とした全身管理が安全にできるようになること。Ⅱ.行動目標(SBOs) ①電子カルテ「術前診察記録」に病歴、理学的所見、検査結果を麻酔担当医の視点から記録し、患者の術前全身状態を評価できる。②臨床的指標を用いて気管挿管困難を予測できる。③マスク換気、気管挿管、エアウェイ挿入などの気道確保を経験し、気管挿管は80%以上成功させることができる。④気管挿管困難・換気困難の対処法について3つずつ列挙し実際に準備・実施することができる。⑤輸血オーダー、ダブルチェック、完了登録などの一連の処置を行うことができる。⑥薬剤を準備する際、ダブルチェックを行い注射器へのラベル貼付ができる。⑦自ら問題点を見つけ、教科書や文献検索を通じ解決していくことができる。Ⅲ.評価法 ①病歴の聴取や現症、理学的所見、検査所見の評価ができる。 (A:電子カルテ「術前診察記録」に不足なく記載できている。B:不十分なところがある。)―観察記録②挿管困難を予測できる。 (A:臨床的指標を用いて気管挿管困難を予測できる。B:明らかな挿管困難を見のがした。)―観察記録および挿管困難の指標を列挙できるかどうか口頭試験③麻酔を施行する観点から術前の問題点を整理できる。 (A:朝の症例提示が問題点を整理してできる。B:補助が必要。)―観察記録④各種の麻酔方法の特徴を理解したうえで、患者の問題点に基づき最も良い麻酔方法を選択できる。 (A:具体的な麻酔方法について電子カルテ「術前診察記録」に整理して記載できている。B:補助が必要。)―観察記録⑤麻酔方法とリスクについて患者に説明できる。 (A:麻酔方法やリスクを含んだ同意書の記載・読込みができている。B:補助が必要。)―観察記録⑥麻酔器の構造、操作方法、安全機構について理解できる。 (A:上記を口頭で説明できる。B:補助が必要。)―観察記録⑦麻酔器や挿管器具、モニターの準備点検ができる。 (A:点検リストに従った点検ができる。B:補助が必要。)―観察記録

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