-78- 泌尿器科研修カリキュラム Ⅰ.一般目標(GIO) 将来の専攻科目にかかわらず、泌尿器科に受診する一般的疾患である血尿疾患、排尿以上疾患(排尿困難・頻尿・尿失禁)や尿路結石に伴う疼痛、発熱を伴う尿路感染症などまず臨床医としてプライマリケアができるように基本的な診断、治療の能力を習得する。Ⅱ.行動目標(SBOs) ①泌尿器科疾患における適切な問診、身体所見をとることができる。②尿検査法を理解し、その判読ができる。③超音波検査で腎、膀胱、前立腺などを自ら行い、読影できる。④単純レントゲン検査(KUB)を読影できる。⑤造影レントゲン検査(DIP)を読影できる。⑥CT、MRIで腎、膀胱、前立腺などを含めた腹部の解剖を理解し、読影できる。⑦導尿や尿道カテーテル留置ができる。⑧泌尿器疾患の治療について習得する。⑨泌尿器疾患で使用される薬剤について理解し、作用機序や副作用について説明できる。Ⅲ.評価法①観察記録②自己記録Ⅳ.方略(LS) ①入院患者の共観医となる。(入院患者の把握)②外来患者の予診をとる。③バルン挿入など泌尿器的処置を行う。④泌尿器科的画像診断を行う。⑤レントゲン検査・手術に参加する。⑥カンファレンスに参加する。Ⅴ.経験すべき疾患 ①前立腺癌②尿路上皮癌③腎癌④尿路感染症⑤尿路結石
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