-77-Ⅶ.皮膚科の紹介 皮膚は人体を被い、生命保持のために不可欠な機能を営む重要臓器である。皮膚科学は皮膚自体の疾患と、他臓器の疾患が波及して生じる二次的な皮膚疾患を扱う臨床医学である。皮膚症状は視診から得る情報が多く、経過を見やすい特徴があり、他科の診療の補助になる。 皮膚疾患は多岐にわたり、アトピー性皮膚炎など湿疹皮膚炎群、膠原病、炎症性角化症、自己免疫性水疱症、感染症(細菌・ウイルス・真菌など)、母斑、皮膚腫瘍などの皮膚疾患一般について学ぶとともに、他科に関連する皮膚疾患、皮膚症状を知り理解する。また、簡単な治療の方針、創傷治療、小外科について学ぶ。 当科は1日平均外来患者数約150名と多く、common disease から稀少な疾患まで幅広い領域に及ぶため、短期間で多数の臨床例を経験することが可能である。また、外来小手術・血管腫や母斑に対するレーザー外来・入院手術・光線療法なども積極的に行っている。Ⅷ.指導責任者高木 肇(所属長)指導医資格保持者高木 肇、守屋 智枝
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