R2年度初期臨床研修プログラム
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-32- ⅲ)血液ガス所見 →副主治医として担当する入院患者を中心に、血液ガス採血、所見の読み方を研修する。 ⅳ)ピークフローメータ →救急外来・入院での喘息患者管理の時に、PEFを研修する。ⅴ)肺機能検査評価・吸痰、酸素投与、胸腔穿刺排液、トロッカーカテーテル、Vision装着、気道確保、挿管、挿管患者の気管支鏡下吸痰 →SWTなどの検査時に、基礎データとしての肺機能を確認。  入院副主治医の患者・呼吸器外科検討会などで肺機能を研修する。 ⅵ)PSG→睡眠時無呼吸症候群の診断のために、PSG入院となった患者の副主治医として検査方法とともに疾患について研修する。⑧知識(解剖・治療薬) 肺区域・亜区域、無気肺・胸水、アスピリン喘息、感染症法(結核管理)、在宅酸素療法(身障)、酸素、去痰剤、吸入ステロイド剤、全身ステロイド投与、気管支拡張剤、β刺激剤、抗コリン剤、テオフィリン剤、抗菌剤→いずれも、副主治医として診療を担当する入院患者を中心に、これら所見・薬剤・状態を研修する。⑨死亡診断書の記載に関する研修 研修医が担当した患者が死亡した場合、上級医とともに死亡診断をした場合のみ記載させている。 当院の死亡診断書控えに上級医指導の下で内容記載を行い、上級医が問題の無いことを確認後、研修医に正式な死亡診断書を記載させる。 上級医が記載事項を再確認した後、研修医とともに遺族に死亡診断書を見せつつ記載内容を説明。剖検の意思を最終確認し、希望があれば剖検を施行。 剖検を希望されなければ、その旨追記して遺族と最終確認をした上で回収。看護師の手で封筒に入れてお渡しする。 研修医のみの死亡診断で、当番医が同席の場合は記載させない。⑩超音波手技 胸水穿刺排液時、表在リンパ節の針吸引細胞診時の超音波検査。 肺炎・喘息・COPD・気胸・胸膜炎・睡眠時無呼吸症候群については呼吸器内科におけるcommon diseaseと考えており、必ず経験させるために、副主治医として患者を担当させている。 上記疾患以外に、肺癌・結核・器質化肺炎・好酸球性肺炎・特発性縦隔気腫・肺血栓塞栓症・気管支拡張症の喀血症例などを経験することになる。これら患者管理を通して、結核患者に関する感染症法に基づいた書類記載・在宅酸素療法患者の身体障害者申請書類記載などに関しても研修ができる。

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