R2年度初期臨床研修プログラム
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-26-5 消化器内科研修カリキュラム Ⅰ.一般目標(GIO) 消化器疾患患者の診療にあたっての基本的な知識及び技術を習得するとともに、医師として必要な基本的診療態度を身に付ける。Ⅱ.行動目標(SBOs)①患者・家族のニーズを身体・心理・社会的な面から把握し、患者及び家族が納得できる医療を行うためのインフォームドコンセントを実施でき、良好な人間関係をつくることができる。②チーム医療の構成員として役割を理解し、コミュニケーションを確立する。③消化器領域における問診と身体所見、診療録の記載:病歴及び理学的所見を正確にとることができる。④急性腹症や消化管出血などの腹部救急疾患に対しては、全身状態を把握して緊急性を的確に判断して速やかに専門医に相談できる。⑤鑑別診断、検査結果、確定診断、治療方針、臨床経過、退院時サマリーなどを的確に診療録に記載できる。⑥検尿、検便、肝機能検査、肝炎ウイルスマーカー、腫瘍マーカーなどの基本的検査成績が理解できる。⑦腹部単純写真、CT及びMRIの基本的な画像の読影ができる。⑧腹部の超音波検査がある程度でき、その所見を読影し、その検査結果をわかりやすく説明できる。⑨消化器領域における専門的あるいは特殊な検査(下部消化管内視鏡検査、ERCP、血管造影など)のその適応と手技を理解する。⑩消化器疾患に対する適切な治療方針(診療計画)を立てることができる。⑪消化器疾患に対する基本的な処方、輸液管理ができる。⑫下記のような消化器専門治療手技の適応と手技を理解する。出血性潰瘍の内視鏡的止血法、上部・下部消化管腫瘍の内視鏡的治療、食道・胃静脈瘤の硬化療法・結紮術、劇症肝炎の治療、肝細胞癌に対するTAE(肝動脈塞栓術)、PETT(経皮的エタノール注入療法)、RFA(ラジオ波焼灼術)、皮下埋め込みシステムからの化学療法、閉塞性黄疸に対するPTCD(経皮経肝胆道ドレナージ)、EST(内視鏡的乳頭切開術)、EPBD(内視鏡的乳頭拡張術)、ERBD(内視鏡的逆行性胆道ドレナージ)、ENBD(内視鏡的経鼻胆管ドレナージ)、内視鏡的切石術、重症急性膵炎の特殊治療など⑬消化器疾患:慢性疾患患者の生活指導ができる。⑭消化器疾患に対する外科的治療の適応が理解できる。⑮消化器検討会、学会等において症例提示と討論ができる。⑯胃透視、注腸造影、上部内視鏡に関して、その手技の基本が理解でき、実施できる。

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