R2年度初期臨床研修プログラム
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-20-④他科からのコンサルテーション症例(副科受診)に対して、副科当番医の上級医とともに、第二担当医(共観医)として、診断・治療を行う。⑤血液像について、染色から鏡検までを中央検査室実習し、習熟する。⑥輸血関連検査について、輸血センター実習を行い、習熟する。⑦薬剤部での抗がん剤調剤実習により、安全で適正な調剤法に習熟する。⑧可能な限り、上級医の抄読会に参加し、血液・腫瘍領域およびトランスロケーショナルなトピックスに触れる機会を得る。Ⅴ.経験すべき疾患 ①白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの造血器腫瘍(頻度大)②骨髄異形成症候群(頻度中)③再生不良性貧血(頻度小)④骨髄線維症(頻度小)⑤特発性血小板減少症(頻度中)⑥DICを含む凝固異常Ⅵ.週間予定表月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日始業前午 前病棟病棟病棟病棟病棟午 後病棟病棟病棟病棟病棟時間外カンファレンス選択研修についてⅡ(追加).行動目標(SBOs):①造血器腫瘍における、形態診断、FACS、染色体検査などを理解・解釈し、臨床病期決定、予後リスク別層別化治療が適用できる。②抗がん剤の知識を習得し、個別の特徴を理解した上で、上級医の指導のもとで、適切に取り扱うことができる。③ASCOやNCCNガイドラインなどに準拠して、化学療法に必要な支持療法を、上級医の指導のもとで適切に実施できる。④化学療法における治療効果判定が適切に行える。⑤再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などの造血障害を診断し、上級医の指導のもとで、適切に治療が行える。⑥溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などの免疫学的血液疾患を診断し、上級医の指導のもとで、適切に診断が行える。

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