-111-3.揖斐郡北西部地域医療センターⅠ.一般目標(GIO) 地域でよくみられる疾患や主訴について、一次医療機関で経験するとともに医療機関の中だけでなく在宅や学校、施設での保健医療福祉活動に関わって基本的臨床能力の向上とチームワーク能力の獲得、生活者の視点の獲得を図る。また毎日振り返りをすることにより医師の自己学習能力向上を支援する。Ⅱ.行動目標(SBOs)<プライマリケアとして>①高血圧や糖尿病、喘息といったCommon diseaseの外来診療をできる。②咳や腰痛、発熱といったCommon problemの外来診療をできる。③病歴や身体診察を正しくとり、事前確率と尤度比を考慮して実践できる。④「患者中心の医療の方法」を実践できる。⑤外来や老健、在宅の設定で「高齢者総合評価」を実践できる。⑥在宅患者を研修期間中に一例担当して継続的に関わることができる。⑦診療所で実施される手技(静注、関節内注射、超音波検査等)をできる。⑧毎日やったことを振り返り、自分で学習課題を見つけて計画をたてることができる。⑨臨床上の疑問を解決するためにEBMの手法を使って、UpToDate®やDynamed®等のデータベースを検索して問題解決を図ることができる。<やや専門的な内容として>①家庭医療後期研修の専門医研修内容を一部共有することができる。特に水曜日の夕方に開催される家庭医療勉強会ではMcWhinneyの教科書(Textbook of family medicine)を基にして、普段経験した症例をもとに活発な議論を実施している。希望があればこの勉強会に参加して学びを掘り下げることも可能である。②また地域住民などを対象にした健康教室(認知症や禁煙に関すること等)も実施しており、保健師と連携しながら開催主催者として関わることもできる。③保育園、小学校、中学校の学校医活動もしており、時期があえばこれらの施設に直接出向き健診や保健の授業などを担当することもできる。④また卒前教育機関としても活動しており、岐阜大学、京都大学、富山大学の学生が年間を通じて地域実習にきておりこのプログラム中に重なることも多く、後輩とともに学び指導するという医学教育についても関わることができる。Ⅲ.方略①外来・老健・訪問診療・予防活動などに同行し、経験した症例について議論する。担当在宅患者1名についてケースレポートを作成し、最終日にセンター内で発表する。患者さんやスタッ
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