-12-2.基本的な身体診察法:病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載するために、1)全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む。)ができ、記載できる。2)頭頸部の診察(眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の触診を含む。)ができ、記載できる。3)胸部の診察(乳房の診察を含む。)ができ、記載できる。4)腹部の診察(直腸診を含む。)ができ、記載できる。5)泌尿・生殖器の観察(産婦人科的診察を含む。)ができ、記載できる。6)骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。7)神経学的診察ができ、記載できる。8)小児の診察(生理的所見と病的所見の鑑別を含む。)ができ、記載できる。9)精神面の診察ができ、記載できる。3.基本的な臨床検査:病態と臨床経過を把握し、医療面接と身体診察から得られた情報をもとに必要な検査を、A……自ら実施し、結果を解釈できる。その他…検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。 1)一般尿検査(尿沈渣顕微鏡検査を含む。) 2)便検査(潜血、虫卵) 3)血算・白血球分画A 4)血液型判定・交差適合試験A 5)心電図(12誘導)、負荷心電図 6)動脈血ガス分析 7)血液生化学的検査・簡易検査 (血糖、電解質、尿素窒素など) 8)血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む) 9)細菌学的検査・薬剤感受性検査 ・検体の採取(痰、尿、血液など) ・簡単な細菌学的検査(グラム染色など) 10)肺機能検査 ・スパイロメトリー 11)髄液検査 12)細胞診・病理組織検査 13)内視鏡検査A 14)超音波検査
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