-11-4.安全管理:患者および医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身に付け、危機管理に参画するために、1)医療を行う際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。2)医療事故防止及び事故後の対応について、マニュアルなどに沿って行動できる。3)院内感染対策(Standard Precautionを含む。)を理解し、実施できる。5.症例呈示:チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行うために、1)症例呈示と討論ができる。2)臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。6.医療の社会性:医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献するために、1)保健医療法規・制度を理解し、適切に行動できる。2)医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。3)医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。4)医薬品や医療用具による健康被害の発生防止について理解し、適切に行動できる。Ⅱ 経験目標A.経験すべき診療法・検査・手技1.医療面接:患者・家族との信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報を得られるような医療面接を実施するために、1)医療面接におけるコミュニケーションの持つ意義を理解し、コミュニケーションスキルを身に付け、患者の解釈モデル、受診動機、受療行動を把握できる。2)患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録ができる。3)患者・家族への適切な指示、指導ができる。
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