H30年度初期臨床研修プログラム
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-88-⑤小児の採血、点滴留置、ルンバール、栄養カテーテルの挿入、高圧注腸などの手技を理解し、独力でできる。⑥小児の救急蘇生法が理解でき、症例の実践ができる。⑦小児の集中治療・管理(特に呼吸・循環・水電解質代謝の管理)Ⅲ.方略①午後に予約されている脳波、頭部MRIなどの検査前の診察を行う。②上級医(指導医)とともに小児科午後救急患者の診療にあたる。③上級医(指導医)のもと救急入院患者の診療の初期対応する。④入院患者の共観医となり、1ヵ月間で合計30症例を受け持つ。⑤上級医(指導医)あるいは外来主任看護師とともに乳幼児の採血・点滴などの処置に携わる。⑥上級医(指導医)のもと侵襲的検査(ルンバール、マルク、エコー下経皮的腎生検など)に携わる。⑦症例検討会で討議する。⑧抄読会に参加し、研修中に担当する。⑨研修中に共観した症例の中で興味ある経過をとった症例について第4週の木曜の症例検討会でプレゼンテーションする。Ⅳ.経験すべき疾患(小児科以外の科)<プライマリケアとして>①発熱疾患(上気道炎、気管支炎、インフルエンザ、感染性胃腸炎など)②単純型熱性けいれん③呼吸窮迫を伴う疾患(喘息、クループ、細気管支炎、肺炎など)<やや専門的な内容として>①3カ月未満の乳児の発熱疾患(上部尿路感染症、細菌性髄膜炎など)、川崎病・膠原病など②複雑型熱性けいれん、無熱性けいれん(てんかんなど)、意識障害・けいれん重積(脳炎・脳症、IDDMなど)③レスピレーター管理を要する呼吸器疾患(喉頭蓋炎、喘息重積発作、RSV肺炎など)④外科的治療を要する可能性のある疾患(腸重積、肥厚性幽門狭窄症、ヒルシュスプルング病など)⑤小児のCPA(SIDS、虐待の疑いなど)Ⅴ.評価①医師としての基本姿勢、診療態度・チーム医療、担当した入院患者の疾患・症例、経験すべき症状・疾患の対応、興味ある経過をとった症例のプレゼンテーション-観察

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