H30年度初期臨床研修プログラム
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-70-2)薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解熱薬、麻薬、血液製剤を含む)ができる。○抗菌剤についてはPK・PDを理解し適切な投与法を添付文書に沿って指示できる。その他、各種薬剤に関して効能・効果・副作用など添付文書上の情報を充分に理解した上で指示できる。3)基本的な輸液ができる。○適切な点滴薬を上級医と相談し選択できる。4)輸血(成分輸血を含む)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。○上級医の介助の下実施できる。6.医療記録1)診療録(退院時サマリーを含む)をPOSに従って記載し管理できる。○治療経過の記録はPOSに従って記載でき、退院日までに退院時サマリーを記載し上級医から承認を得ることができる。2)処方箋、指示箋を作成し、管理できる。○上級医と相談の上必要な薬剤の処方箋、指示箋を作成・管理できる。3)診断書、死亡診断書、死体検案書、その他の証明書を作成し、管理できる。○上級医の指導の下、各種診断書を作成し管理できる。4)CPC(臨床病理検討会)レポート(剖検報告)を作成し、症例呈示できる。○CPCの準備、発表ができる。5)紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。○病診連携胸部CT依頼において、紹介状への返信ができる。また、担当入院患者の紹介状、紹介状への返信について、上級医の指導の下、記載・管理ができる。7.診療計画1)診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む)を作成できる。○入院担当患者について、上級医師の指導の下、診療計画を作成できる。2)診療ガイドラインやクリティカルパスを理解し活用できる。○呼吸器内科関連疾患の各種ガイドライン、クリニカルパスを理解し、実際に患者に活用できる。3)入退院の適応を判断できる。(デイサージャリー症例を含む)○入院担当患者の管理を通して、入退院の適応を修得する。4)QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在宅医療、介護を含む)へ参画する。○呼吸不全患者、肺がん患者の退院支援を通じて、呼吸リハビリテーション、在宅酸素療法導入、介護保険申請などによる社会復帰支援に向けた調整に参画できる。
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