H30年度初期臨床研修プログラム
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-68-6)骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。○肺がん骨転移による症状を見逃すことなく、適切なタイミングで整形外科にコンサルテーションができる。また、膠原病に伴う関節症状を認識できる。7)神経学的診察ができ、記載できる。○肺がん脳転移・がん性髄膜炎などに伴う頭痛・麻痺・痙攣・情動変化などについて認識でき、適切なタイミングで脳神経外科にコンサルテーションができる。8)小児の診察(生理的所見と病的所見の鑑別を含む)ができ、記載できる。×9)精神面の診察ができ、記載できる。○患者の不安について認識でき、ステロイドホルモン剤あるいはがん緩和医療におけるオピオイド系鎮痛剤などの薬剤使用によるせん妄・不穏などに対し、基本的な対処ができる。また、適切なタイミングで緩和医療科、精神神経科にコンサルテーションができる。3.基本的な臨床検査1)一般尿検査(尿沈渣顕微鏡検査を含む)○膠原病・血管炎などによる肺障害・発熱の鑑別診断には検尿所見を理解することも必要となる。糸球体腎炎・尿路感染症の有無が把握できる。2)便検査(潜血、虫卵)○ステロイドホルモン剤内服中の潰瘍性疾患・血管炎による出血などの有無を指摘できる。3)血算・白血球分画○抗がん剤治療における副作用としての骨髄抑制をNCI-CTCの基準に照らして評価できる。4)血液型判定・交差適合試験○基本的手技のひとつである。5)心電図(12誘導)、負荷心電図○SWTの予約、手術以来前にスクリーニングとしてオーダーでき、簡易評価ができる。異常を指摘でき、適切なタイミングで循環器内科にコンサルテーションができる。6)動脈血ガス分析○呼吸不全の評価のために、施行し評価ができ、酸素療法などの対処ができる。7)血液生化学的検査・簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)○各種薬剤による副作用としての肝障害などの有無を指摘できる。8)血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)○炎症、腫瘍マーカー、間質性肺炎のマーカー、RIST・RASTなどアレルギー検査などの臨床的意義を理解し、オーダーをし、結果を評価できる。9)細菌学的検査・薬剤感受性検査・検体の採取(痰、尿、血液など)・簡単な細菌学的検査(グラム染色など)○発熱時に2セットの血液培養を含め、原因検索のための細菌検査をオーダーでき、報告結果を評価できる。10)肺機能検査・スパイロメトリー○術前評価としての肺機能検査、間質性肺炎における拘束性肺機能障害・COPDにおける閉塞性肺機能障害などを理解でき、スパイロメトリーの結果を評価できる。11)髄液検査○癌性髄膜炎が疑われる場合には必要。基本手技のひとつ。12)細胞診・病理組織検査○病理検査室との連携を密にし、喀痰・気管支鏡下生検などの検体における細胞診・病理組織検査の結果について報告書のみで確認するのでなく、臨床背景を基に検査技師・病理診断医と討論できる。13)内視鏡検査○気管支鏡検査の説明と同意、検査の準備、検査介助、気管支鏡の消毒を施行できる。最終日には上級医の指導の下、実際に気管支鏡の操作手技を行う。14)超音波検査○呼吸器内科から依頼のあった腹部・心臓・表在リンパ節の超音波検査の結果を、割り振られたCT読影の日に読影する。
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