H30年度初期臨床研修プログラム
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-203-Ⅶ.地域医療(久美愛厚生病院と飛騨地域)の紹介 飛騨高山地域は、自然環境がそのまま観光資源となり年間400万人もの観光客が訪れます。その一方で広大な地域に人口12万人という人口密度の低い地域です。また、高齢化率も高く地域の特性となっています。近未来の日本の福祉・医療を考える参考となる地域です。 久美愛厚生病院は飛騨地域の中核病院として、地域住民の健康保持と医療を行っています。平成24年に新築移転し、高山市中心部から車で5分の場所に当院はあります。300床あり二次救急を担っています。飛騨地域唯一の緩和ケアセンター、感染病床、結核病床も当院にあります。検診センター、医療介護センターも併設しております。医師数は30数名で、基幹型研修病院でもあり、研修医も在籍しています。 当院では急性期医療はもちろんのこと、そこから在宅、施設入所の間を担う中間的な病院としての機能を果たすべく亜急性期、緩和医療を行っております。高齢者の多い地域ですから在宅医療へのスムーズな移行をめざすためにケアカンファレンスに力を入れております。訪問リハビリ、訪問看護事業、訪問診療も行っています。また都会から離れた地域で住民の健康を生涯守るためには予防医療事業が必要であると考えており巡回住民健診には特に力をいれております。また、過疎地診療所医療への支援・協力を行っています。 住民健診から、医療連携、在宅医療などを経験し広い視野で地域医療を研修し、地域中核病院の役割を理解し、地域医療の将来を考えていただきたいと思います。[実習環境] 診療では紙カルテ・オーダリングを使用。2017年6月から電子カルテ導入予定。医局には地域研修の研修医の先生へも個人のブースを提供。医局内ではWiFi接続可能。宿舎は病院すぐそばの医師住宅を用意。院内にレストランと売店があり、病院の目の前にコンビニとコインランドリーがあります。 市内には多数の飲食店が軒を連ねており、温泉、スキー場、ゴルフ場へも20分です。当院での研修の間は存分に楽しんでいただけます。医師・医学生・研修医との交流会、病院主催の飲み会も開催されますのでどしどし参加してください。 なお、実習では外に出かけることも多いので、冬季は厚手の上着と濡れてもよい靴を準備してください。Ⅷ.指導責任者堀 明洋(病院長)指導医資格保持者横山 敏之(内科、呼吸器内科)、森岡 淳(外科)、杉山 和久(検診センター)、山本 昌幸(脳外科)、山田 勝己(腎臓内科)、田口 勝啓(整形外科)、横畑 幸司(消化器内科)、横山 有見子(循環器内科)
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