H30年度初期臨床研修プログラム
181/258

-176- 災害医療について当院は地域災害医療センター(災害拠点病院)、DMAT(Disaster Medical Asistance Team;災害医療派遣チーム)派遣病院の指定を受けて地震等の災害時に救急医療に備えている。NBCテロ発生時にも患者に対応できる除染テントや防護服などの装備を有している。 救命救急センターの入室患者は年間約1,200人で、急性心筋梗塞、外科及び脳外科の術後症例や血液浄化が必要な敗血症・急性薬物中毒などが多い。臨床工学士が常時6名配置され、PCPS(人工心肺)や人工呼吸器など各種医療機器の運用、管理が容易で迅速に準備ができる体制となっている。Ⅷ.指導責任者坪井 重樹(所属長)指導医資格保持者坪井 重樹、川崎 成章Ⅸ.EPOC該当項目研修の評価(行動目標)1.患者―医師関係1)患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。○2)医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームドコンセントが実施できる。○3)守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。○2.チーム医療1)指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。○2)上級及び同僚医師、他の医療従事者と適切なコミュニケーションがとれる。○3)同僚及び後輩へ教育的配慮ができる。○4)患者の転入、転出にあたり情報を交換できる。○5)関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーションがとれる。○3.問題対応能力1)臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる。(EBMの実践ができる)○2)自己評価及び第三者による評価を踏まえた問題対応能力の改善ができる。○3)臨床研究や治験の意義を理解し、研究や学会活動に関心を持つ。○4)自己管理能力を身に付け、生涯にわたり基本的診療能力の向上に努める。○4.安全管理1)医療を行う際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。○2)医療事故防止及び事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動できる。○3)院内感染対策(Standard Precautionを含む)を理解し、実施できる。○5.症例呈示1)症例呈示と討論ができる。○2)臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。○6.医療の社会性

元のページ  ../index.html#181

このブックを見る