H30年度初期臨床研修プログラム
176/258
-171-2)便検査(潜血、虫卵)×3)血算・白血球分画○術前評価として、感染症の有無、貧血、骨髄/血液疾患の有無を指摘できる。4)血液型判定・交差適合試験○術前評価として、血液型・不規則抗体を評価し、クロスマッチの適合率を考慮した準備を行うことができる。5)心電図(12誘導)、負荷心電図○術前評価として、危険な不整脈、心筋虚血の有無を指摘できる。術中心電図モニターで、同様の指摘ができる。上記の異常に対して対処できる。6)動脈血ガス分析○術前評価として、肺疾患の程度の把握をし、術中の値の指標にできる。術中評価として低酸素血症、炭酸ガス異常、電解質・血糖値の異常、酸塩基平衡異常を指摘できる。上記の異常に対して対処できる。7)血液生化学的検査・簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)○術前評価として異常値を把握し、病態を把握できる。特に、糖尿病のコントロール状況、腎機能、肝機能異常の有無、凝固異常の有無を指摘できる。8)血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)×9)細菌学的検査・薬剤感受性検査・検体の採取(痰、尿、血液など)・簡単な細菌学的検査(グラム染色など)×10)肺機能検査・スパイロメトリー○術前評価として、拘束性、閉塞性変化の有無を指摘できる。上記に対して術中の対処方法がわかる。11)髄液検査×12)細胞診・病理組織検査×13)内視鏡検査×14)超音波検査○術前評価として、心臓超音波検査結果から心臓を評価し麻酔計画に生かすことができる。15)単純X線検査○術前評価として胸部X線写真の異常を指摘できる。肺炎像、無気肺、気胸、心陰影の拡大、胸水の貯留など。16)造影X線検査×17)X線CT検査○術前評価として特に大血管の異常、脊椎(特に頸椎、頸髄)の異常を指摘できる。18)MRI検査○術前評価として特に大血管の異常、脊椎(特に頸椎、頸髄)の異常を指摘できる。19)核医学検査×20)神経生理学的検査(脳波・筋電図など)×4.基本的手技1)気道確保を実施できる。○sning position、head tilt、jaw thrustを行うことができる。2)人工呼吸を実施できる。(バックマスクによる徒手換気を含む)○麻酔器を使用したマスク換気を行うことができる。3)心マッサージを実施できる。×4)圧迫止血法を実施できる。×5)包帯法を実施できる。×
元のページ
../index.html#176