H30年度初期臨床研修プログラム
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-134- 皮膚科研修カリキュラム Ⅰ.プログラムの一般目標(GIO) 皮膚疾患についての基礎的知識を理解し、皮膚疾患患者診察の際に必要な診断法及び検査技術を習得する。皮膚疾患に対して適切な診断及び治療を行うために、医師として必要な診療態度、技能、知識を習得する。Ⅱ.行動目標(SBOs)<プライマリケアとして>①正常の皮膚の構造を示し、説明できる。②全身状態・皮膚症状を観察し、正確に記載できる。③皮疹から鑑別診断を挙げ、診断を論理的に考えることができる。④内臓悪性腫瘍の合併頻度が高い皮膚疾患を理解し、的確に検査を進められる。<やや専門的な内容として>①アトピー性皮膚炎について理解し、治療・生活指導ができる。②膠原病の皮膚症状を理解し、診断を考えることができる。③炎症性角化症・水疱症など皮膚科特有の疾患を理解する。④皮膚の細菌・ウイルス・真菌感染症について正しい知識を身につける。⑤悪性黒色腫など皮膚腫瘍について、臨床所見を理解する。⑥真菌鏡検、細胞診など外来でできる検査を行い、結果の判定ができる。⑦診断を考え、必要な皮膚生検・外来小手術の補助ができる。⑧外用療法の適応と副作用を理解し、特にステロイド外用剤の適切な使用法を実施できる。⑨皮膚病理の基本的な解釈ができ、臨床的所見との関連を考えることができる。⑩皮膚疾患における漢方薬の使い方の基本を学ぶ。Ⅲ.方略①指導医のもと外来で初診患者の診察、検査・治療の指示を行う。②指導医とともに手術・検査に参加する。③指導医とともに入院患者を共観医として担当する。④検討会で討議する。Ⅳ.経験すべき疾患①接触皮膚炎②アトピー性皮膚炎③水疱症(天疱瘡、類天疱瘡 等)④炎症性角化症(乾癬、類乾癬 等)

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