採血室
採血業務とは・・
当院の外来採血業務は臨床検査技師が行なっています。 一日に600~700名の患者さんの採血を行ない、多い日には800名を超える場合もあります。採血された血液から得られる情報は非常に多く、病気の診断や治療に大変役立っています。 多少の痛みは伴いますが、採血にご理解・ご協力をお願いします。
採血に使用する針について
当院採血室では、痛みを少しでも緩和するため、また逆流による感染防止のために翼状針による採血を行なっています。
翼状針
採血前のご注意
個人承認のため、お名前とお誕生日の確認をさせていただいております。基本的には空腹時に採血を行ないますが、異なる場合もございますので医師の指示をご確認下さい。
採血後のご注意
採血した部位をしっかりと5分程押さえていただきます。絶対に揉まないで下さい。絆創膏は30分程で剥がして下さい。 検査項目や結果のついての詳細は直接主治医にお尋ね下さい。
採尿時のご注意
尿量については、採尿コップに1/3ぐらいあれば充分です。 雑菌の混じった出始めの尿ではなく排尿途中の中間尿を採って下さい。 採尿したらすみやかに提出して下さい。
採血室からのおねがい
次のような項目に該当される方は採血前にお知らせ下さい
- アルコール消毒にアレルギーのある方
- 乳がんの手術をされた方
- 透析治療・シャント作成されている方
- 採血時に気分が悪くなった事のある方
- 採血に関してご不安のある方
次のような場合は採血をやり直すことがあります
- 血管の細い方
- 動きやすく逃げてしまう血管の方
- 採血を繰り返しているため皮膚や血管が硬い方
- 強い痛みを訴えられた方
採血による合併症を伴う場合があります
医療従事者が患者さんに対して採血行為を行うことは基本手技に従えば安全なものです。しかし、ごくまれに採血時に以下のような合併症をもたらすこともあります。
- 皮内出血
- 神経損傷
- 消毒剤によるかぶれ
- 失神・めまい 採血行為に対するご理解とご協力をお願いします
採血までの手順
- 再来受付機は7時50分より稼動します。採血・採尿がある方は、パスポートの本日の予定欄にアルファベットと数字が印字されます。アルファベットは、診察予約時間に連動したアルファベットが印字されます。尿のみの方も印字されます。
- 採血受付は、8時より開始いたします。
- 受付の順番は、パスポートに印字されたA-1の方より順番に受付をおこないます。。
- 受付にて、採血整理券、尿検査のある方は尿コップをお渡しします。
- 採血整理券の番号がモニタに表示されましたら、採血室にお入りください。
検査に使用する採血管は自動採血管準備システム(BC-ROBO)により作成しています。
- 採血・尿検査の結果は直接各科へ報告されますのでこちらでお待ちにならなくて結構です。尿検査のみの方は採尿後、各診療科へお戻りください。 検査結果は項目にもよりますが、採血終了後およそ45~60分で報告されます。(甲状腺および前立腺の検査、その他腫瘍マーカーの検査等は90分程度かかります。)
お子様の採血をされるご家族へのお願い
- 採血室では、1歳以上のお子様の採血を行なっています。 お子様が安心されますように、ご家族の方のお膝の上に座っていただいておりますが、お母様が妊娠中の方や、スタッフにお任せいただく場合は、遠慮なく申し出てください。
- 尚、採血は細心の注意を払って行なわせていただいておりますが、お子様の体調や、採血時の極度の緊張、体動などにより、一度で採血が終了しない場合もございます。
- 採血が困難で、外来診療科にて採血をしていただく場合もございます。ご理解とご協力をお願いいたします。また、外来診療科での採血をご希望の方も、遠慮なく申し出てください。