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放射線診断科

放射線診断科の紹介

 放射線診断科は、一般診療を支える「縁の下の力持ち」としての役割を果たしており、現代医療において不可欠な画像診断の分野を担っています。当科が関与している主な画像診断には、CT、MRI、PET-CT、核医学検査があります。これらの診断は、最新の検査機器を用い、放射線診断専門医と各科専門医、診療放射線技師が協力して行っています。

 当科では、的確な画像診断レポートの速やかな作成を心掛け、一般診療に貢献しています。また、特に重要な所見については依頼医に迅速に連絡するよう努めています。さらに複雑な病態やまれな疾患の診断のために適切な検査方法を選択し、検査の質の向上を行っています。放射線診断科が主体的に運営している検査には、PET-CTがあり、特にがん診療において重要な役割を果たしています。地域連携および健康管理科の健診でも積極的に利用されています。

 新たに開始したIVR(画像下治療)は、2023年から導入され、X線透視、CT、US(超音波)などの画像診断装置を用いて、病変部に対して最小限の侵襲で検査や治療を行う先端医療技術です。IVRは、血管病変の治療、緊急出血の止血など、さまざまな領域で有効です。特に、外傷出血や消化管出血、産科出血、術後出血などに対する動脈塞栓術は、出血を迅速に止めるための重要な手技です。さらに、CTガイド下ドレナージや生検も行っています。CTガイド下ドレナージは、細い管を使用して膿瘍や液体貯留を排出するための手技であり、患者さんの治療負担を軽減し、治療効果を高めることが可能です。CTガイド下生検は細い針を使用して精密に病変の組織を採取して病理検査を行うための手技であり、診断精度を高め、適切な治療方針の決定に大きく貢献します。

基本方針

  • 常に進歩する分野として、最新の知識を取得するよう努めています。
  • 各専門分野と連携し、質の高い診断を提供します。
  • 検査の質の向上に努め、患者さん一人ひとりに適した診断や治療を目指します。

スタッフ紹介

武藤 昌裕
役職 医長
卒業大学名
医師免許取得年
名古屋市立大学
2006年
専門医資格(その他) 放射線専門医
放射線診断専門医
IVR専門医
PET核医学認定医
腹部ステントグラフト実施医
専門分野
川口 真矢
役職 医長
卒業大学名
医師免許取得年
岐阜大学
2012年
専門医資格(その他) 放射線専門医
放射線診断専門医
日本核医学会核医学専門医
PET核医学認定医
専門分野
永澤 友章
役職 医員
卒業大学名
医師免許取得年
岐阜大学
2017年
専門医資格(その他) 放射線専門医
専門分野

手術症例

診療実績

  2023年 2022年 2021年 2020年 2019年
PET-CT検査 1547 1537 1347 1575 1617
うち地域連携 43 76 66 75 77
うちドック健診 52 63 39 30 50
血管系IVR 20
非血管系IVR 4

学会発表

  2023年 2022年 2021年 2020年 2019年
国内学会発表数 10 0 0 1 1
国際学会発表数 0 0 0 0 0
論文数 0 0 0 0 1