マンモグラフィ検査とは
マンモグラフィの基本撮影
マンモグラフィでは、両方の乳房を片方ずつ撮影していきます。基本撮影としてMLO撮影とCC撮影の2種類がありますが、患者さんに合わせてMLO撮影とCC撮影の両方の撮影や追加撮影を行います。
MLO撮影とCC撮影を組み合わせることにより、お互いの弱点を補完して乳房を撮影することができます。
MLO撮影(内外斜位方向撮影) 乳房組織全体を最も多く描出し、ブラインドエリア(胸壁の弯曲による撮影時の描出もれ)の少ない撮影です。 |
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CC撮影(頭尾方向撮影) MLO撮影を補完するもので、乳房の内側組織を確実に描出できます。 |
トモシンセシスについて
トモシンセシス(tomosynthesis)とは断層撮影(tomography)と合成(synthesis)を合わせた言葉で、X線管球を円弧状に移動させて複数回の低線量照射を行います。取得したデータを再構成して、高精度の乳房断層撮影を作成し表示します。複数の方向から撮影を行う為、奥まった乳がんの検出が可能となります。精密検査が必要な方や、2Dでは分からない所見がある方を対象に医師が判断して行っています。
マンモグラフィ |
トモシンセシス |
ステレオガイド下マンモトーム生検について
マンモトーム生検では、乳房の組織を直接採取して検査を行います。生検には超音波装置やマンモグラフィ装置が用いられます。マンモグラフィ装置を用いたステレオガイド下マンモトーム生検では、超音波装置では見えにくい構築の乱れや石灰化病変も3次元画像を得ながらの生検が可能であり、病変の採取をより正確に行うことができます。 |
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会が開催するマンモグラフィの基礎・撮影技術・品質管理・撮影機器に関する筆記試験と読影試験に合格した診療放射線技師の事です。当院では認定資格をもった女性技師が撮影を行っているため、安心して検査を受けていただけます。 |