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センター紹介

入退院支援センター

病院の機能分化が進んだ現在、当院のような急性期病院では、短い入院期間で質の高い診療を提供することが必要です。加えて安心して治療に専念できる環境も提供しなければなりません。当院では2019年10月から入退院支援センター(PFM)を開設し、外来から入院、そして退院・転院まで切れ目のない医療を提供することに努めています。
入退院支援センターでは、入院される患者さんの様々な問題をあらかじめに把握し、安心して入院生活が送れるよう、また、退院に関わる問題に対しても早期から支援をいたします。

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臨床研修センター

当院はJCEP認定の臨床研修指定病院であり,現在は初期研修医1年目定員18名に小児科・産婦人科の特別プログラム4名を加えた22名が定員です.当院の特徴は初期研修の2年間で救急医療(総合内科を含む)を網羅的に体験し,救急専門医の指導の下に確実なレベルアップが得られることです.年間の救急車搬送は1万件を超えており全国屈指のER型救急救命医療を実践しています.さらに後期研修では各科の専門医が全国トップクラスの医療水準で指導に当たっています.特に外科では手術症例数が毎年掲示される全国ランキングの上位に名を連ねています.

2018年度から始まった新専門医制度においては,当院が外科・内科・麻酔科で基幹病院に指定されており,その他の科は近隣の各大学の連携病院となっています.専門医制度においては症例数の多寡が重要な要素であり,当院のような症例数の豊富な病院で後期研修をスタートさせることはメリットが大きいと言われています.

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通院治療センター

当院では2007年から通院治療センターを開設しています.癌登録件数が毎年3000件近い当院では癌治療を在宅で行うことは多くのメリットがあり,医療費の無駄を省くことにもつながります.最近の遺伝子レベルの医療進歩のおかげで分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤などが登場し,癌治療は急速な勢いで進歩しています.今までは余命1年といわれていた疾患でも数年の寛解を得られる症例が増えています.

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内視鏡手術センター

2008年当院外科が中心となって内視鏡手術センターを開設しました.目的は高騰を続ける医療用材料に対して適切な運用を各科合意のもとで行い,かつ技術を共有することで医療レベルの安定化を行うことです.特に内視鏡手術はロボット手術を含めて高額な医療機器を消費するため,普遍的なルールの下で運用を行うことが最終的には患者様のメリットにつながると考えられます.また,新しい手術法は各科の垣根を越えて互いに共有し,発展させるべきだと考えています.その意味でも当センターは高度医療,先進医療の発展のために必要であると考えています.最新の内視鏡手術では腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術の認定施設であり,手術件数も東海地区トップを維持しています.

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緩和ケアセンター

がん診療委員会から分離独立する形で緩和ケアセンターが誕生しました.当センターでは緩和ケアの専任医師,専従ナースが中心となって,癌患者に対する精神的・肉体的ケアを行うとともに患者家族に対しても安心を生む相談等を行っています.就労活動にも今後は援助をしていく考えです.   

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救命救急センター

2018年現在4名の専従の救急救命医が中心となってER型救命医療を展開しています.年間約4万件の救急患者,1万件を超す救急車の搬送に対処しています.救命センターの1階が救急処置室,各種検査室で2階が救命病棟です.2012年新築の東海地区でも誇れる施設となっていますので多くの見学者を受け入れています.

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治験管理センター

2003年から治験管理センターとして,各種治験,臨床研究を審査し,CRCが中心となって運用を行っています.(当院外科はJCOGメンバーとなっています.)

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がん相談支援センター

がん相談支援センターでは,専任医師,専従ナース,医療ソーシャルワーカーが,がん治療や就労支援,療養生活などのがんに関するさまざまな相談をお受けしています.窓口での相談をはじめ,電話でのご相談も可能ですので,不安な時や困った時は「がん相談支援センター」をご利用ください.

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呼吸器センター

2015年8月呼吸器センターを開設しました。呼吸器内科と呼吸器外科が同一の病棟で患者さんの入院管理を行うことができるようになりました。
患者さんの治療方針は検討会で決めて参りますが、同一の病棟に集約することでさらに連携がしやすくなり、迅速かつ適確に診断から治療に移行できるようになります。
肺がん術後の補助化学療法、びまん性肺疾患診断のための外科的肺生検、内科的にコントロールできない気胸や膿胸に対する外科的処置など、数多くの疾患で内科・外科の共同作業が必要となります。呼吸器センターの設置により、外科的処置からその後の内科的管理あるいは内科的処置から外科的治療まで、同一の病棟で同じスタッフによる管理を行うことが可能となり、より安心安全な医療を提供できるものと信じております。
COPD患者の急増とともに、肺がん患者の死亡率は本邦の第一位となっています。早期診断はもとより、進行癌においても正確な診断に基づき抗がん剤、放射線、手術治療を上手に組み合わせるとともに緩和医療(サポート医療)も積極的に導入して患者さんのQOL向上に努めています。

循環器センター

2015年8月循環器センターを開設しました。循環器内科と心臓血管外科が同じフロアーで患者さんの診断から治療までを行います。
循環器とは、生命の維持に必須な酸素や栄養素を体の隅々に運び、そこから老廃物を回収することに関係するすべての臓器、心臓、動脈、静脈(リンパ系)のことを言います。人間は、ほんの数分でも酸素が体に行き渡らなければ、すぐ死に直面しますので、循環器疾患の診断、治療はとても重要です。当センターでは、それらの臓器の構造や機能の異常を診断し治療します。構造の異常としては、先天性心疾患、弁膜疾患、心筋疾患、心膜疾患、冠動脈疾患、大動脈あるいは末梢動静脈の閉塞性疾患、解離性疾患、拡張性疾患などがあります。機能の異常としては、不整脈疾患、高血圧、低血圧などの血圧調節障害などがあり、最終的な構造、機能の異常としての心不全といった病態も重要です。
循環器センターでは、小児循環器・新生児科、循環器内科、心臓血管外科、心臓リハビリが、一つになり、お互いチームワークよく、コメデイカルとの協力のもとに、上記のあらゆる疾患に対応しています。言葉を換えれば、胎児期から老年期までのすべての年齢、急性期から慢性期までのすべての時期の循環器疾患にたいして、急性期は文字通り24時間いつでも最新の技術や機器を駆使して対応し、慢性期には心臓リハビリによる機能回復につとめ、総合的で満足度の高い医療を提供しています。

消化器センター

2015年8月消化器センターを開設しました。消化器内科と消化器外科がこれまで以上に密な連携をとって(同じ病棟での患者管理を含め)患者さんの診断治療にあたります。  
消化器の病気は、消化管(食道・胃・腸)、肝臓、膵臓、胆道の多岐にわたっています。今まではほとんどが消化器内科で診断して消化器外科で手術をするという流れでした。しかし、最近では高齢化に伴い低侵襲の治療が注目されるようになり、内視鏡を使った診断・治療が多く行われるようになりました。このため、従来の内科や外科といった垣根を取り払い、個々の患者さんに最適な治療法を確実に提供することが必要となりました。手術をするとしても内視鏡的な手術なのか、腹腔鏡下の手術なのか、開腹手術なのかを決めることが重要となります。また薬の治療、カテーテルによる治療においても内科と外科が一体となって協力する必要があります。当センターには30名を超える医師が配属され各臓器に高度の専門性を持った医師が揃っており県下随一の経験数を誇っています。特に肝臓疾患の専門性が高いのが特徴ですが、消化器外科では癌拠点病院として各消化器癌の手術件数が全国でもトップクラスに位置しています。患者さんごとの治療方針を内科医、外科医、放射線科医で検討し、迅速かつ的確に最善の治療が行えるよう取り組んでいます。