ホーム診療科・部門案内 > 小児科

小児科

小児科の紹介

診療

 小児科では、第二小児科で診療している未熟児・新生児、循環器の病気を除く小児全般の病気について、幅広く診療しています。現在小児科医師は6名ですが、それぞれに専門分野を持ち、急性の病気とともに、慢性の病気についても専門的に診療しています。
専門外来では、気管支喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーなどのアレルギー疾患が多く、約500名の患者さんが通院されています。てんかん・発達遅れなどの神経疾患は約300名、腎炎・ネフローゼ症候群・夜尿症などは約100名の患者さんが受診されています。

教育

 岐阜県西濃地方の基幹病院として、医学部学生や看護学生を積極的に受け入れ、教育・研修を行っています。
部長・医長は、医科大学、看護学校の非常勤講師として出張し、学生の教育・指導などを行っています。
小児科は、日本小児科学会専門医研修施設、日本アレルギー学会認定教育施設、に認定されており、これらの専門医を目指す若手医師のために研修を行っています。

基本方針

  • 小児科は総合診療科であり、疾患のみならず小児の全体をみる立場で患者さんと接しています。
  • 小児の病気や心配事はまず小児科を受診する場合が多いため、診察・診断後に他の専門科へ紹介することもあります。

スタッフ紹介

中嶋義記
中嶋義記 小児科部長
役職 主任部長
卒業大学名
医師免許取得年
愛知医科大学
昭和57年
専門医資格(その他) 日本小児科学会・専門医
日本小児科学会指導責任医
新臨床研修指導医
地域総合小児医療認定医
専門分野 肝炎ウイルス母子感染
腎炎・ネフローゼ
藤井 秀比古
役職 部長
卒業大学名
医師免許取得年
岐阜大学
昭和61年
専門医資格(その他) 日本小児科学会・専門医
日本アレルギー学会・専門医
日本小児精神神経学会認定医
日本小児科医会「こどもの心」相談医
岐阜大学医学部非常勤講師
専門分野 小児アレルギー
小児発達行動
岩田晶子
no image
役職 部長
卒業大学名
医師免許取得年
岐阜大学
平成元年
専門医資格(その他) 日本小児科学会、専門医
日本腎臓学会、専門医
専門分野 腎炎・ネフローゼ
夜尿症
鹿野博明
鹿野博明 小児科医長
役職 医長
卒業大学名
医師免許取得年
岐阜大学
平成8年
専門医資格(その他) 日本小児科学会、専門医
日本アレルギー学会、専門医
専門分野 アレルギー
発達障害
稲川明良
no image
役職 医員
卒業大学名
医師免許取得年
愛知医科大学
平成24年
専門医資格(その他)
専門分野
加藤祥子
no image
役職 医員
卒業大学名
医師免許取得年
岐阜大学
平成26年
専門医資格(その他)
専門分野

手術症例

診療実績

平成27年度平成26年度平成25年度
入院患者数(延べ) 8,168 8,113 8,448
外来患者数(延べ) 25,247 25,857 27,710

学会発表

研究、その他

 小児科では、臨床データを種々研究して、国内の研究会・医学会で多くの発表を行っています。また医学雑誌などに論文を投稿し、掲載されています。また地域の医師や一般向けの講演会では、テーマに合わせて講演を行い、病気の理解と啓蒙をはかっています。

 2016年2015年2014年2013年2012年
国内学会発表数 16 16 19 18 20
論文数 5 4 0 2 0

診療について

外来診療

 近年の少子高齢化と新規小児科開業医の増加,定期予防接種の普及などで、外来患者数は平成8年をピークに減少傾向にあります。

 午前中の診療は、毎日一般外来として1~3診察室と感染診察室で医師3名が担当しています。急性感染症による受診が多いため季節により変動が大きく、流行期には非常に混雑いたします。
午後は慢性疾患を中心にした専門外来(アレルギー、神経・発達、腎臓、夜尿症、肝臓、血液、代謝・内分泌、予防接種外来など)を行っています。

  • 呼吸機能・アレルギー・アトピー外来:喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの患者さんの診断や経過観察のために、血液検査、皮膚検査、食物負荷検査や、年長児の喘息患者さんには呼吸機能(気道過敏性)検査を行っています。さらに発症予防のための長期的な治療、食餌・生活指導などを行っています。
  • 神経・発達外来:精神運動発達遅滞、情緒障害、てんかんなどの患者さんの検査、治療、生活指導などを行っています。
  • 肝臓外来:B型肝炎ウイルス母児感染予防措置、慢性肝炎患者さんの定期的検査、経過観察などを行っています。
  • 腎臓・夜尿症外来:腎炎、ネフローゼ症候群、尿路感染症、夜尿症などの患者さんの定期的検査と治療、生活管理などを行っています。
  • 血液外来:血小板減少性紫斑病、血友病などの患者さんの、検査、治療、生活指導などを行っています。
  • 低身長外来:原因検査とホルモン治療、生活指導などを行っています。
  • 内分泌外来:小児糖尿病、甲状腺疾患の患者さんを中心に、検査、長期的治療、生活指導などを行っています。
  • 予防接種外来:慢性の病気があって予防接種が心配な方、他の医療機関から紹介された方、任意に接種を希望された方などに、検査をしながら接種を行っています。

症例数(人)

分野代表的な疾患2014年2015年2016年
神経・筋 熱性けいれん 365 450 475
てんかん(局在関連てんかん・全般てんかん・小児欠神てんかん・West症候群・Lennox-Gastau症候群・中心側頭部に棘波をもつ良性小児てんかんなど) 144 162 170
髄膜炎 5 60 60
急性脳炎 3 5 7
急性小脳失調 1 1 1
脳性麻痺 10 10 10
重度心身障害 13 12 12
筋ジストロフィー
(Duchenne型1、福山型1)
2 2 2
神経線維腫症Ⅰ型 2 2 2
結節性硬化症 1 1 1
ギランバレー症候群・フィッシャー症候群 2 2 2
脊髄性筋委縮症 1 1 1
大脳皮質形成異常(滑脳症、片側巨脳症) 1 1 1
先天性脳奇形(脳梁欠損症) 1 1 1
脳梗塞(後) 3 3 4
シャルコー・マリー・トゥース病(遺伝性運動性感覚性ニューロパチー) 3 3 3
多発性硬化症 1 1 1
亜急性硬化性脳炎 1 1 1
消化器 マロリーワイス症候群 5 3 6
肥厚性幽門狭窄症 2 8 3
若年性ポリープ 2 2 2
急性肝炎 2 1 1
回腸末端炎 20 30 32
血液 血友病A 11 11 11
血友病B 2 2 2
特発性血小板減少性紫斑病 21 35 33
腎・泌尿器 腎盂腎炎 10 6 15
膀胱尿管逆流症 6 10 15
ネフローゼ症候群 16 22 31
慢性腎炎(IgA腎症、紫斑病性腎炎) 18 22 27
水腎症 15 18 18
遺伝性多発嚢胞腎 1 1 1
異或いは低形成腎 3 3 3
単腎症 5 5 6
Alport症候群 2 2 2
慢性腎不全 2 2 2
停留精巣 1 8 12
夜尿症 55 60 58
先天代謝異常
代謝性疾患
1型糖尿病 16 17 19
2型糖尿病 3 3 5
Wilson病 1 1 1
軟骨無形性症 1 1 1
高インスリン性低血糖症 1 1 1
内分泌疾患 汎下垂体機能低下症 4 4 4
低身長 70 90 118
21水酸化酵素欠損症 3 3 3
中枢性尿崩症 3 3 3
原発性副甲状腺機能低下症 1 1 1
バセドウ病 15 14 18
橋本病 7 7 7
偽性副甲状腺機能低下症 2 2 2
汎下垂体機能低下症 1 1 1
自律性卵巣のう腫 1 0 0
思春期早発症 3 3 5
異所性甲状腺機能低下症 1 1 1
クレチン症 1 1 1
膠原病
リウマチ性疾患
若年性特発性関節炎 2 2 4
全身性エリテマドーデス 5 5 5
ループス腎炎 3 3 3
若年性皮膚筋炎 2 2 2
川崎病(急性期) 80 75 77
亜急性壊死性リンパ節炎 5 7 9
潰瘍性大腸炎 10 11 12
クローン病 5 5 6
アレルギー 気管支喘息 363 315 318
アトピー性皮膚炎 121 130 143
食物アレルギー 255 290 295
アレルギー性鼻炎 213 260 275
多型滲出性紅斑 38 40 32
アナフィラキシー 59 65 70
血管性紫斑病 29 35 33
時間外救急診療

 時間外の小児科患者は非常に多く、全時間外患者の約3割にあたります。これは全診療科の中で最多となります。
診療担当医は、過去には土・日・休日は小児科医、平日夜間は内科医(小児科医は宅直)で行っておりましたが、平成11年11月より小児科医が毎日時間外診療を行うこととなりました。現在4名の常勤の小児科専門医師と2名の後期研修医と4名の非常勤小児科医(岐阜大小児科から派遣)で分担して日当直しております。
平成16年4月より大垣市の実施する「小児夜間急患医療事業」業務を受託し、救命救急センター内に「小児土曜夜間救急室」を設置し、小児科を標榜する開業医の先生方も参加して小児科当直医と連携し小児の救急診療が開始されました。
平成17年1月より小児救急医療拠点病院に指定されました。
平成19年4月西濃地域の医師会の協力を得て、「小児夜間救急室」について木曜日も開設され、さらに平成21年4月からは木・土・日曜日の週3日開設されるようになりました。

心理発達外来

 子供たちの個性は様々です。
落ち着きがない子、強いこだわりを持つ子、なかなか人と関わりを持てない子、どうしても文字が読めない子、なにか悩み事のある子。
日常生活や学習においての困りごとを抱えていらっしゃいましたら、ご相談にいらしてください。
当科には非常勤臨床心理士3名が所属しております。

心理士介入した症例数
2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度
心身症 24 15 28 23 20
知的障害 36 43 17 17 18
自閉症スペクトラム障害 48 52 48 67 39
注意欠陥多動性障害(ADHD) 57 35 34 25 16
その他(検査など) 15 45 24 28 14
合計 180 190 151 160 107

入院診療

 定数30床で運営しています。急性感染症がもっとも多く、その他に気管支喘息、川崎病、自己免疫疾患、けいれん性疾患、腎疾患、代謝疾患、検査入院など、非常に多彩な疾患の患者が入院されております。
ICUにてレスピレーター管理を必要とする重症患者が年に数名存在します。
時間外の救急入院患者も多くみられます。
H27年度の平均在院日数は5.2日と短く、1日平均の入退院数は4.2人と回転が早いため、病棟は非常にあわただしい毎日です。
患者回診は毎日各担当医が行っておりますが、毎週木曜日、部長による総回診とベッドサイドでの検討を行っています。

 小児科病棟にはプレイルーム(遊戯室)があり、遊具とテレビ、楽器、本、おもちゃなどが設置され、安定期の患者さんに利用されています。

 長期入院患者さんの勉学のために、大垣市立南小学校、中学校の分校として院内学級「こぶし学級・小学部、中学部」が同じフロアーに併設されています。担当医の許可が得られた患者さんは、入院しながら通学しています。個人に合わせた学習・指導を受けており、さらに退院後もあまり勉学が遅れることなく地元校へ復帰できることから、本人や親御さんからも喜ばれています。

2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度
食物アレルギー負荷試験 107 111 107 116 90
腎生検 5 4 8 8 10
成長ホルモン負荷試験 38 20 26 22 21